①3錐体からの信号はまず網膜内で処理される
②視神経を通って外側膝状体に送られる
③外側膝状体(Lateral geniculate nucleus: LGN)からの出力は第1次視覚野に送られる
LGNまでに,異なる種類の錐体からの出力がL-M,S-(L+M),L+M の3つの形に結合される。この結合は水平細胞(horizontal cell)やアマクリン細胞(amacrine cell)を介してなされていると考えられる。
LGN内での色情報処理
網膜 LGN V1
L-M midget P細胞(赤−緑) 4Cβ
S-(L+M) bistratified K細胞(青−黄) 3, 4A
L+M parasol M細胞(明るさ) 4Cα
LGNでは色に応答する機構はL-MとS-(L+M)の2つしかない。例えば, L-M 軸方向の赤の刺激に対して, スパイク頻度をベースラインよりも高めることで応答するニューロンは,補色である緑の刺激に対してはスパイク頻度を下げて反応する。また,緑の刺激に対して興奮性の応答を示すニューロンは赤の刺激に対しては抑制性の応答を示す。
written: 2012/11/08
last updated: 2012/11/08
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